1. コンバート条件を確認する
コンバート元の製品やオプションごとに、当サービスにコンバートできるか確認します。
コンバート元の製品のバージョンやオプションの利用状況によって、コンバート可否が異なります。
1 - 1. コンバート元の製品
コンバート元 | コンバート先 | ||
---|---|---|---|
製品 | 対象バージョン | 申告奉行クラウド[法人税・地方税編] | 申告奉行V ERPクラウド[法人税・地方税編] |
奉行i |
|
|
|
申告奉行i11[法人税・地方税編] |
全バージョン |
○ |
○ |
申告奉行i10[法人税・地方税編] |
Ver.3.20 以降 |
○ |
○ |
申告奉行i8[法人税・地方税編] |
Ver.2.69 以降 |
○ |
○ |
申告奉行i[法人税・地方税編] |
全バージョン |
× |
× |
奉行V ERP |
|
|
|
申告奉行V ERP11[法人税・地方税編] |
全バージョン |
○ |
○ |
申告奉行V ERP10[法人税・地方税編] |
Ver.3.20 以降 |
○ |
○ |
申告奉行V ERP8[法人税・地方税編] |
Ver.2.69 以降 |
○ |
○ |
申告奉行V ERP[法人税・地方税編] |
全バージョン |
× |
× |
1 - 2. コンバート元の製品でオプション・サービスを利用している場合
コンバート元 | コンバート先 | ||
---|---|---|---|
製品 | 対象バージョン | 申告奉行クラウド[法人税・地方税編] | 申告奉行V ERPクラウド[法人税・地方税編] |
別表十三 for 申告奉行V ERP10[法人税・地方税編] | - |
以下のメニューのコンバートは、今後対応を予定しています。 |
|
別表十三 for 申告奉行V ERP8[法人税・地方税編] | - |
以下のメニューのコンバートは、今後対応を予定しています。 |
|
奉行Linkitサービス | - | × | × |
1 - 3. コンバート元の製品でカスタマイズ(アドオン)を利用している場合
『申告奉行i 新ERP[法人税・地方税編]』または『申告奉行V ERP[法人税・地方税編]』をご利用の場合で、カスタマイズによって追加したSQL Server上のテーブルや列はコンバートできません。
1 - 4. すでに『申告奉行クラウド[内訳書・概況書編]』を運用中の場合、
または『勘定奉行クラウド』の「申告奉行[内訳書・概況書編]」を運用中の場合
以下のどちらかを運用中で、あとから『申告奉行クラウド[法人税・地方税編]』のデータをコンバートした際に、データを初期化してよいかを確認するメッセージが表示された場合は、中断してください。
- 『申告奉行クラウド[内訳書・概況書編]』
- 『勘定奉行クラウド』内の「申告奉行[内訳書・概況書編]」
『勘定奉行クラウド』の「登録番号」末尾の2桁目が「M」の場合です。
「登録番号」は、電子納品メールまたはレターケースに同梱の「登録番号カード」に記載されています。
中断した『申告奉行クラウド[法人税・地方税編]』のデータを移す方法は、契約前はOBCまたは販売パートナーへ、契約後はサポートセンターまでお問い合わせください。
1 - 5. コンバートできない事業年度
平成30年度以前の事業年度のデータはコンバートできません。
令和元年度(平成31年 4月 1日以後終了事業年度分)以降から対応しています。
参考 | 事前に、平成30年度以前のデータを削除する必要はありません。令和元年度以降のデータだけがコンバートされます。 |
2. 当サービスの制限事項
『奉行クラウド』で利用できないメニューや機能、復元しないデータ、コンバート後に再設定が必要な作業を紹介します。
2 - 1. 「コンバート元の製品」との機能差異
「コンバート元の製品」と『奉行クラウド』との機能差異を紹介します。
表の見方は以下のとおりです。
- ○:『奉行クラウド』に、搭載予定のあるメニューです。
- △:『奉行クラウド』にメニューは搭載済ですが、一部機能が搭載されていません。
今後搭載予定の機能と、搭載予定のない機能を記載しています。 - ×:『奉行クラウド』に、メニューの搭載予定がありません。
法人税申告
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
別表三(二) |
× |
|
別表三(三) |
× |
|
別表三(四) |
× |
|
別表三(五) |
× |
|
付表 | × | |
外国税額関連 |
△ |
『申告奉行クラウド[法人税・地方税編]』の『Aシステム』には、搭載予定がありません。 |
別表十(五) |
○ |
|
別表十三(三) |
○ |
|
別表十三(四) |
○ |
|
別表十三(五) |
○ |
地方税申告
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
税率等一括入力 |
× |
最新の税率に自動更新されます。 |
外形標準課税関連 |
△ |
『申告奉行クラウド[法人税・地方税編]』の『Aシステム』には、搭載予定がありません。 |
外国税額関連 |
△ |
『申告奉行クラウド[法人税・地方税編]』の『Aシステム』には、搭載予定がありません。 |
予定申告
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
予定申告均等割額一括入力 |
× |
最新の税率に自動更新されます。 |
管理帳表
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
納付税額一覧表 |
△ |
Excel転送の機能は、搭載予定がありません。 |
地方税内訳明細表 |
△ |
Excel転送の機能は、搭載予定がありません。 |
繰入超過額・不足額一覧表 |
△ |
Excel転送の機能は、搭載予定がありません。 |
地方税納付
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
地方税納付 |
△ |
FBデータを作成する機能は、搭載予定がありません。 |
地方税納付銀行登録 |
× |
|
随時処理
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
汎用データ作成 |
× |
|
汎用データ受入 |
× |
|
申告書データ受入 |
△ |
奉行11/10/8との連動は、搭載予定がありません。 |
税効果会計 |
△ |
『申告奉行クラウド[法人税・地方税編]』の『Aシステム』には、搭載予定がありません。 |
税効果基礎情報 |
△ |
|
宛名ラベル作成 |
× |
セキュリティ管理
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
データ領域権限評価ポリシー |
× |
管理ツール
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
アクセス状況 |
× |
代わりに、『管理ポータル』の[認証ログ]メニューで確認できます。 |
その他
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
(全般) |
△ |
以下の機能は、搭載予定がありません。
|
2 - 2. 当サービスにコンバートされないデータ
データ | |
---|---|
操作ログ | コンバート後から、『申告奉行クラウド[法人税・地方税編]』で操作したログが記録されます。 |
2 - 3. 当サービスにコンバートした後に、再設定が必要なデータ
データ | |
---|---|
条件設定 | |
印刷条件設定 | |
連続印刷パターン | 連続印刷の印刷パターン |
連動初期設定 | 『勘定奉⾏』『固定資産奉⾏』と申告書連動していた場合 |
財務会計連動項⽬設定 | |
仕訳連動初期設定 | 『勘定奉⾏』と仕訳連動していた場合 |
仕訳コード設定 | |
利用者の情報 | ネットワーク版または利用者を複数人登録している場合 |
メニュー権限 |
2 - 4. 「コンバート元の製品」との運用変更点
『申告奉行クラウド[法人税・地方税編]』にコンバート後も、以下の製品を『奉行クラウド』にコンバートしていない場合は、データの連動ができません。
奉行間連携
以下のデータは、別途手入力が必要です。
製品 | データ |
---|---|
勘定奉行 勘定奉行[個別原価管理編] 勘定奉行[建設業編] |
申告書データ 税効果会計の仕訳伝票データ |
固定資産奉行 | 別表十六関連のデータ |
電子申告連携
電子申告データの連動ができないため、e-Taxソフトで電子申告するなど別途手続きが必要です。
製品 | データ |
---|---|
勘定奉行 勘定奉行[個別原価管理編] 勘定奉行[建設業編] |
財務諸表のデータ |
申告奉行[内訳書・概況書編] | 内訳書/概況書のデータ |
3. 今使用中のデータがコンバートできるかを、ツールでチェックする
3 ‐ 1. ツールを実行するパソコンの確認
「コンバート元の製品」と同じパソコンに、『データコンバート事前確認ツール』をセットアップして実行します。
参考 | 「コンバート元の製品」がネットワーク対応製品の場合は、クライアントプログラムと同じパソコンにセットアップします。 |
参考 |
「コンバート元の製品」のパソコンで、『申告奉行[法人税・地方税編]』と『申告奉行[内訳書・概況書編]』を利用している場合は、1回のツールの実行でそれぞれのデータがチェックされます。 『申告奉行[内訳書・概況書編]』の「データコンバートのための準備・確認」は、最後まで読み進めると確認できます。 |
3 ‐ 2. ツールの実行
- 以下の[ダウンロードを開始]をクリックして、ツールをダウンロードします。
画像は『Microsoft Edge』です。
- ダウンロードしたファイル「Setup」をダブルクリックして、セットアップを開始します。
- ツールの起動後、コンバート予定のデータ領域を選択して実行します。
[確認を開始する]ボタンをクリックすると、「データコンバート事前確認レポート」が表示されます。
3 ‐ 3. 確認結果レポートの見方
表示された「データコンバート事前確認レポート」の中で、見るポイントが3つあります。
1)確認結果
2)登録データ
3)参考情報
1)確認結果
コンバート可能かどうか、コンバートができない場合はその理由を示すメッセージが出力されます。
○ コンバート可能 | × コンバート不可 | |
確認結果が「×」の場合は、契約前はOBCまたは販売パートナーへ、契約後はサポートセンターまでお問い合わせください。 |
参考 |
|
2)登録データ
何年分の事業年度のデータが登録されているかを確認できます。
3)参考情報
実際にデータコンバートをする際の所要時間を、概算で確認できます。
|
参考 |
事前確認シートの記載 ツールの結果を入力するシートです。OBC/販売パートナーに、コンバート代行を依頼した場合に記載します。 |
4. 本番実行前に、製品環境を確認する
4 - 1. コンバートを実行するパソコンの確認
データコンバートは、「コンバート元の製品」がセットアップされているパソコンで実行します。
同じパソコンに『申告奉行クラウド[法人税・地方税編]』をセットアップすると、コンバートができます。
参考 | 「コンバート元の製品」がネットワーク対応製品の場合は、クライアントプログラムと同じパソコンにセットアップします。 |
参考 | 「コンバート元の製品」のパソコンで、『申告奉行[法人税・地方税編]』と『申告奉行[内訳書・概況書編]』を利用している場合は、1回でそれぞれのデータがコンバートされます。 |
4 - 2.「コンバート元の製品」で利用しているパソコンの確認
以下の場合は、「コンバート元の製品」で利用しているパソコンを残しておいてください。
- 法人税・地方税の修正申告が必要な場合(『申告奉行クラウド[法人税・地方税編]』は、平成30年度以前の修正申告には未対応 )
- 平成30年度以前のデータを参照する場合( コンバートされない過去データの参照用 )
パソコンが残せない場合は、契約前はOBCまたは販売パートナーへ、契約後はサポートセンターまでお問い合わせください。
4 - 3. コンバート中における「コンバート元の製品」の使用
コンバート中は「コンバート元の製品」を使用しないでください。
使用すると、コンバート後のデータに不整合がおきる可能性があります。
他製品についての「データコンバートのための準備・確認」
『申告奉行[法人税・地方税編]』と同じパソコンで、『申告奉行[内訳書・概況書編]』をあわせて利用している場合は、同じタイミングでデータがコンバートされます。
画像をクリックして、引き続きデータコンバートのための準備や確認をしてください。
申告奉行[内訳書・概況書編] |
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