1. コンバート条件を確認する
コンバート元の製品やオプションごとに、当サービスにコンバートできるか確認します。
コンバート元の製品のバージョンやオプションの利用状況によって、コンバート可否が異なります。
1 - 1. コンバート元の製品
コンバート元 | コンバート先 | ||
---|---|---|---|
製品 | 対象バージョン | 勘定奉行クラウド | 勘定奉行V ERPクラウド |
奉行i |
|
|
|
勘定奉行i11 |
全バージョン |
○ |
○ |
勘定奉行i10 |
Ver.3.11 以降(※注) |
○ |
○ |
勘定奉行i8 |
Ver.2.60 以降(※注) |
○ |
○ |
勘定奉行i |
Ver.2.60 以降(※注) |
○ |
○ |
奉行J |
|
|
|
勘定奉行J11 |
全バージョン |
○ |
○ |
奉行J -会計編- |
Ver.2.60 以降 |
○ |
○ |
奉行V ERP |
|
|
|
勘定奉行V ERP11 |
全バージョン |
○ |
○ |
勘定奉行V ERP10 |
Ver.3.11 以降 |
○ |
○ |
勘定奉行V ERP8 |
Ver.2.60 以降 |
○ |
○ |
勘定奉行V ERP |
Ver.2.60 以降 |
○ |
○ |
(※注)
『入金管理オプション』や『支払管理オプション』をご利用の場合は、対象バージョンが異なります。
「1 - 2. コンバート元の製品でオプション・サービスを利用している場合」もご参照ください。
- 勘定奉行i10とオプションをご利用の場合:勘定奉行i10(Ver.3.29 以降)が必要です。
- 勘定奉行i8/iとオプションをご利用の場合:コンバートできません。
1 - 2. コンバート元の製品でオプション・サービスを利用している場合
コンバート元 | コンバート先 | ||
---|---|---|---|
製品 | 対象バージョン | 勘定奉行クラウド | 勘定奉行V ERPクラウド |
証憑保管オプション | - | ○ | ○ |
コンバート元の製品で『証憑保管オプション』をお使いの場合は、証憑ファイルがコンバートされます。 | |||
コンバート先の製品でタイムスタンプを確認・付与する場合は、『証憑収集オプション for 勘定奉行iクラウド』が必要です。 | コンバート先の製品でタイムスタンプを確認・付与する場合は、『証憑収集オプション for 勘定奉行V ERPクラウド 』が必要です。 |
||
管理会計オプション | - | ○ | ○ |
帳票データをコンバートする場合は、『Sシステム』と『オリジナル帳票オプション for 勘定奉行クラウド』が必要です。 | 帳票データをコンバートする場合は、『オリジナル帳票オプション for 勘定奉行V ERPクラウド』が必要です。 | ||
外貨入力オプション | - | ○ | ○ |
『外貨入力オプション for 奉行iクラウド』が必要です。 | 『外貨入力オプション for 奉行V ERPクラウド』が必要です。 | ||
伝票項目拡張オプション | - | × | ○ |
『入金管理オプション』をご利用の場合
コンバート元 | コンバート先 | ||
---|---|---|---|
製品 | 対象バージョン | 勘定奉行クラウド | 勘定奉行V ERPクラウド |
勘定奉行i11の『入金管理オプション』 |
全バージョン | ○ | ○ |
勘定奉行i10の『入金管理オプション』 |
Ver.3.29 以降 | ○ | ○ |
勘定奉行i8/iの『入金管理オプション』 |
- | × | × |
勘定奉行V ERP11の『入金管理オプション』 |
全バージョン | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP10の『入金管理オプション』 |
Ver.3.29 以降 | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP8/V ERPの『入金管理オプション』 |
- | × | × |
『支払管理オプション』をご利用の場合
コンバート元 | コンバート先 | ||
---|---|---|---|
製品 | 対象バージョン | 勘定奉行クラウド | 勘定奉行V ERPクラウド |
勘定奉行i11の『支払管理オプション』 |
全バージョン | ○ | ○ |
勘定奉行i10の『支払管理オプション』 |
Ver.3.29 以降 | ○ | ○ |
勘定奉行i8/iの『支払管理オプション』 |
- | × | × |
勘定奉行V ERP11の『支払管理オプション』 |
全バージョン | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP10の『支払管理オプション』 |
Ver.3.29 以降 | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP8/V ERPの『支払管理オプション』 |
- | × | × |
『電債・受取手形管理オプション』/『電債・支払手形管理オプション』をご利用の場合
コンバート元 | コンバート先 | ||
---|---|---|---|
製品 | 対象バージョン | 勘定奉行クラウド | 勘定奉行V ERPクラウド |
勘定奉行V ERP11の『電債・受取手形管理オプション』 | 全バージョン | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP10の『電債・受取手形管理オプション』 | Ver.3.29 以降 | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP8/V ERPの『電債・受取手形管理オプション』 | - | × |
× |
勘定奉行V ERP11の『電債・支払手形管理オプション』 | 全バージョン | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP10の『電債・支払手形管理オプション』 | Ver.3.29 以降 | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP8/V ERPの『電債・支払手形管理オプション』 | - | × | × |
『電子記録債権連携サービス(てん末管理)』をご利用の場合
コンバート元 | コンバート先 | ||
---|---|---|---|
製品 | 対象バージョン | 勘定奉行クラウド | 勘定奉行V ERPクラウド |
勘定奉行V ERP11の『電子記録債権連携サービス(てん末管理)』 | 全バージョン | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP10の『電子記録債権連携サービス(てん末管理)』 | Ver.3.29 以降 | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP8/V ERPの『電子記録債権連携サービス(てん末管理)』 | - | × | × |
『債権管理オプション』をご利用の場合
コンバート元 | コンバート先 | ||
---|---|---|---|
製品 | 対象バージョン | 勘定奉行クラウド | 勘定奉行V ERPクラウド |
勘定奉行V ERP11の『債権管理Proオプション』 | 全バージョン | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP10の『債権管理Proオプション』 | Ver.3.29 以降 | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP8/V ERPの『債権管理Proオプション』 | - | × | × |
勘定奉行V ERP11の『債権管理オプション[多通貨対応版]』 | 全バージョン | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP10の『債権管理オプション[多通貨対応版]』 | Ver.3.29 以降 | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP8/V ERPの『債権管理オプション[多通貨対応版]』 | - | × | × |
勘定奉行V ERP11の『債権管理オプション』 | 全バージョン | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP10の『債権管理オプション』 | Ver.3.29 以降 | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP8/V ERPの『債権管理オプション』 | - | × | × |
『債務管理オプション』をご利用の場合
コンバート元 | コンバート先 | ||
---|---|---|---|
製品 | 対象バージョン | 勘定奉行クラウド | 勘定奉行V ERPクラウド |
勘定奉行V ERP11の『債務管理Proオプション』 | 全バージョン | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP10の『債務管理Proオプション』 | Ver.3.29 以降 | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP8/V ERPの『債務管理Proオプション』 | - | × | × |
勘定奉行V ERP11の『債務管理オプション[多通貨対応版]』 | 全バージョン | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP10の『債務管理オプション[多通貨対応版]』 | Ver.3.29 以降 | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP8/V ERPの『債務管理オプション[多通貨対応版]』 | - | × | × |
勘定奉行V ERP11の『債務管理オプション』 | 全バージョン | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP10の『債務管理オプション』 | Ver.3.29 以降 | ○ | ○ |
勘定奉行V ERP8/V ERPの『債務管理オプション』 | - | × | × |
コンバート元 | コンバート先 | ||
---|---|---|---|
製品 | 対象バージョン | 勘定奉行クラウド | 勘定奉行V ERPクラウド |
資金管理オプション | - | × | × |
奉行Linkitサービス | - | × | × |
1 - 3. コンバート元の製品でカスタマイズ(アドオン)を利用している場合
『勘定奉行i 新ERP』または『勘定奉行V ERP』をご利用の場合で、カスタマイズによって追加したSQL Server上のテーブルや列はコンバートできません。
1 - 4. すでに『固定資産奉行クラウド』を運用中の場合
すでに『固定資産奉行クラウド』を運用中で、あとから『勘定奉行クラウド』のデータをコンバートした際に、データを初期化してよいか確認するメッセージが表示された場合は、中断してください。
中断した『勘定奉行クラウド』のデータのコンバート方法は、契約前はOBCまたは販売パートナーへ、契約後はサポートセンターまでお問い合わせください。
1 - 5. コンバート元の製品でグループ企業データ領域をご利用の場合GM Model
『勘定奉行V ERP Group Management Edition』をご利用の場合、[グループ企業管理]メニュー内で作成したグループ企業データ領域は、コンバートできません。
2. 当サービスの制限事項
『奉行クラウド』で利用できないメニューや機能、復元しないデータ、コンバート後に再設定が必要な作業を紹介します。
2 - 1. 「コンバート元の製品」との機能差異
「コンバート元の製品」と『奉行クラウド』との機能差異を紹介します。
表の見方は以下のとおりです。
- ○:『奉行クラウド』に、搭載予定のあるメニューです。
- △:『奉行クラウド』にメニューは搭載済ですが、一部機能が搭載されていません。
今後搭載予定の機能と、搭載予定のない機能を記載しています。 - ×:『奉行クラウド』に、メニューの搭載予定がありません。
グループ企業管理GM Model
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
マスター配信 |
○ |
|
グループ企業合算 |
△ |
以下の機能は、今後搭載予定です。
|
合算対象データ設定 |
△ |
合算元のデータ領域と合算先のデータ領域の取引先を関連付ける機能は、今後搭載予定です。 |
合算運用設定 |
△ |
以下の機能は、今後搭載予定です。
|
△ |
特定の伝票区分だけを合算する機能は、搭載予定がありません。 |
導入処理
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
会社運用設定 |
△ |
本支店会計・付替伝票の自動起票の機能は、搭載予定がありません。 |
システム科目設定 |
△ |
以下の機能は、搭載予定がありません。
|
部門グループ登録 |
△ |
同じ部門を複数の部門グループに登録する機能は、搭載予定がありません。 |
取引先区分登録 |
○ |
奉行V ERP |
開始残高入力制限 |
× |
代わりに、[期首残高]メニューの条件設定で指定します。 |
利用者別開始残高入力設定 | × | |
科目別金額確認リスト | ○ | |
導入前金額入力制限 |
× |
代わりに、[導入前実績金額]メニューの条件設定で指定します。 |
利用者別導入前実績金額入力設定 | × | |
IFRS/管理会計金額参照権限登録 | △ |
奉行V ERP
|
仕訳処理
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
仕訳処理 |
△ |
以下の機能は、搭載予定がありません。
|
電子記録債権処理 | × | |
FB処理 | △ |
『OFFICE BANK21』からの入出金明細データの受入は、搭載予定がありません |
部門別科目入力制限 | × | |
伝票区分グループ登録 | × | 代わりに、[仕訳伝票区分]メニューで登録できます。 |
月次仮締め後変更レポート | × |
代わりに、[仕訳伝票履歴]メニューで確認できます。 |
会計帳票
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
元帳 | △ |
以下の機能は、搭載予定がありません。
|
分析帳票
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
構成グラフ |
△ |
要素の追加とグラフ色の編集機能は、今後搭載予定です。 |
損益分岐点分析 |
△ |
シミュレーション機能は、今後搭載予定です。 |
ABC分析 |
× |
管理会計帳票
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
管理会計帳票出力 |
△ |
オリジナル帳票 以下の機能は、今後搭載予定です。
|
管理会計分析表 管理会計集計表 管理会計推移表 |
△ |
以下の機能は、搭載予定がありません。
|
管理会計科目登録 |
△ |
以下の機能は、搭載予定がありません。
|
管理会計金額入力 |
△ |
オリジナル帳票 以下の機能は、今後搭載予定です。
|
管理会計予算額入力 管理会計実績額入力 非会計情報入力 |
△ |
部門グループ別の管理会計金額・非会計情報を入力する機能は、搭載予定がありません。 |
行項目レイアウト設定 列項目登録 列項目レイアウト設定 |
△ |
以下の機能は、搭載予定がありません。
|
配賦処理
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
部門実績配賦パターン登録 |
△ |
部門別の配賦先科目を指定できる機能は、今後搭載予定です。 |
予算管理
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
予算額登録 月別配賦基準登録 部門別配賦基準登録 |
△ |
以下の機能は、今後搭載予定です。
|
決算処理
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
注記登録 |
△ |
各帳票の脚注として出力する機能は、搭載予定がありません。 |
決算仮締め |
△ |
決算仮締めを月次で実行する機能は、搭載予定がありません。 |
決算仮締め後試算表 |
× |
|
遡及処理 |
× |
随時処理
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
汎用データ作成 |
△ |
オリジナル帳票 管理会計科目の汎用データを作成する機能は、今後搭載予定です。 |
△ |
以下の機能は搭載予定がありません。
|
|
汎用データ受入 |
△ |
オリジナル帳票 管理会計科目の汎用データを受け入れる機能は、今後搭載予定です。 |
△ |
以下の機能は、搭載予定がありません。
|
|
金額データ一括削除 |
○ |
|
有価証券報告書の開示支援システム |
× |
代わりに、開示支援システムとAPIで連携できます。 |
データ領域合算 |
× |
|
業務スケジュール登録 |
× |
自動実行管理
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
汎用データ作成 |
△ |
奉行V ERP 明細区分の汎用データを自動で出力する機能は、今後搭載予定です。 |
△ |
以下の機能は搭載予定がありません。
|
|
汎用データ受入 |
△ |
奉行V ERP 明細区分の汎用データを自動で受け入れる機能は、今後搭載予定です。 |
△ |
奉行21形式での仕訳伝票データ受入は、搭載予定がありません。 |
セキュリティ管理
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
データ領域権限評価ポリシー |
× |
管理ツール
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
アクセス状況 |
× |
代わりに、『管理ポータル』の[認証ログ]メニューで確認できます。 |
その他
メニュー名 | 搭載予定 | |
---|---|---|
(全般) |
△ |
以下の機能は、搭載予定がありません。
|
2 - 2. 当サービスにコンバートされないデータ
データ | |
---|---|
操作ログ | コンバート後から、『勘定奉行クラウド』で操作したログが記録されます。 |
無効なセグメント |
奉行V ERP 最新の会計期間で有効なセグメントだけがコンバートされます。 |
2 - 3. 当サービスにコンバートした後に、再設定が必要なデータ
データ | |
---|---|
部門権限 | |
仕訳伝票の設定 | [仕訳処理]メニューの[F3:設定] |
印刷・PDF条件の設定 | |
集計パターン |
|
汎用データ受入の受入データ形式 | 受入データ形式を作成している場合 |
利用者の情報 | ネットワーク版または利用者を複数人登録している場合 |
メニュー権限 | |
仕訳伝票の予約情報 | 『奉行J-会計編-』以外 |
仕訳伝票入力の期間制限の設定 | |
承認情報 | |
帳票出力設定 | 『管理会計オプション』をご利用の場合 |
自動実行のスケジュール | 『自動実行管理オプション』をご利用の場合 |
2 - 4. 「コンバート元の製品」との運用変更点
奉行間連携(直接連動)
『勘定奉行クラウド』にコンバート後も、以下の製品を『奉行クラウド』にコンバートしていない場合は、直接連動ができません。CSVファイルに保存して連携します。
- 固定資産奉行、償却奉行
- 申告奉行[法人税・地方税編]
- 申告奉行[内訳書・概況書編]
- 給与奉行
- 商奉行、蔵奉行
3. 今使用中のデータがコンバートできるかを、ツールでチェックする
3 ‐ 1. ツールを実行するパソコンの確認
「コンバート元の製品」と同じパソコンに、『データコンバート事前確認ツール』をセットアップして実行します。
参考 | 「コンバート元の製品」がネットワーク対応製品の場合は、クライアントプログラムと同じパソコンにセットアップします。 |
参考 |
「コンバート元の製品」のパソコンで、『勘定奉行』と共に『固定資産奉行(償却奉行)』などを利用している場合は、1回のツールの実行でそれぞれのデータがチェックされます。 『固定資産奉行』など他製品についての「データコンバートのための準備・確認」は、最後まで読み進めると確認できます。 |
3 ‐ 2. ツールの実行
- 以下の[ダウンロードを開始]をクリックして、ツールをダウンロードします。
画像は『Microsoft Edge』です。
- ダウンロードしたファイル「Setup」をダブルクリックして、セットアップを開始します。
- ツールの起動後、コンバート予定のデータ領域を選択して実行します。
[確認を開始する]ボタンをクリックすると、「データコンバート事前確認レポート」が表示されます。
3 ‐ 3. 確認結果レポートの見方
表示された「データコンバート事前確認レポート」の中で、見るポイントが3つあります。
1)確認結果
2)登録件数
3)参考情報
1)確認結果
コンバート可能かどうか、コンバートができない場合はその理由を示すメッセージが出力されます。
○ コンバート可能 | × コンバート不可 | |
確認結果が「×」の場合は、契約前はOBCまたは販売パートナーへ、契約後はサポートセンターまでお問い合わせください。 |
参考 |
|
コンバート可能か否かにかかわらず、「明細件数」について、以下のメッセージが表示されていないかを確認します。
表示された場合は「4. コンバート用にデータを整備する」で対応します。
【現象】 コンバート後に登録できる明細残数は「XXX明細」です。 【対処方法】 必要に応じてシステムアップ等をご検討ください。詳しくは、以下をご参照ください。 |
【現象】 利用中の総合計明細数が、『勘定奉行クラウド XXシステム』で登録できる明細件数を超えているため、 【対処方法】 システムアップをご検討ください。 |
コンバート元のデータ領域で何明細のデータが登録されているかは、レポート内の《登録件数》に記載されています。
2)登録件数
それぞれの決算期で、何明細のデータが登録されているかを確認できます。
何年分のデータを保持しているかをメモするか、事前確認レポートを印刷しておきます。 「4. コンバート用にデータを整備する」で使用します。
3)参考情報
実際にデータコンバートをする際の所要時間を、概算で確認できます。
参考 |
事前確認シートの記載 ツールの結果を入力するシートです。OBC/販売パートナーに、コンバート代行を依頼した場合に記載します。 |
4. コンバート用にデータを整備する
事前確認レポートの結果をもとに、奉行クラウドにコンバートする事業年度の年数を決めます。
事前準備の中で、もっとも重要な確認です。
4 - 1. コンバート可能な明細件数の確認
コンバートでは、奉行クラウドの各システムで登録できる「基本明細件数」までコンバートできます。
コンバート先 | 基本明細件数 | 最大明細件数 | 「基本明細件数」を超える場合 |
---|---|---|---|
奉行クラウド | |||
Eシステム | 30,000件 | 30,000件 | 『Jシステム』以上をご契約ください。 |
Jシステム | 100,000件 | 100,000件 | 『Aシステム』以上をご契約ください。 |
Aシステム以上 | 300,000件 | 2,000,000件 |
『明細数拡張パック for 勘定奉行クラウド』を追加で契約することで、コンバートできる明細件数を「最大明細件数」まで増やすことができます。 |
奉行V ERPクラウド |
|||
- | 2,000,000件 | 10,000,000件 |
『明細数拡張パック for 勘定奉行V ERPクラウド』を追加で契約することで、コンバートできる明細件数を「最大明細件数」まで増やすことができます。 |
「基本明細件数」内に収めてコンバートする場合は、あらかじめ「コンバート元の製品」でコンバートしない事業年度を削除することで、コンバートする明細件数を減らせます。
具体的な手順は、「4 ‐ 2. コンバートする事業年度の確認とデータの整備」をご参照ください。
注意 |
『証憑保管オプション for 奉行シリーズ』をご利用の場合は、保管している過年度分を削除せずにコンバートしてください。 「コンバート元の製品」では、契約中の利用期限が切れると証憑が参照できなくなります。 |
4 - 2. コンバートする事業年度の確認とデータの整備
すべての事業年度をコンバートする場合は、特段、コンバート用にデータの修正は必要ありません。「5. 本番実行前に、製品環境を確認する」へ進みます。
すべての事業年度ではなく、最新の事業年度と過年度○年分(例えば3年分)だけをコンバートしたい場合は、あらかじめコンバートしない事業年度を削除した、コンバート専用のデータ領域を用意します。
- 「コンバート元の製品」の[随時処理 ‐ バックアップ]メニューで、データ領域のバックアップデータを作成します。
- [データ領域管理 ‐ バックアップ/復元 ‐ バックアップ復元]メニューで、「1.」で作成したバックアップデータを復元します。
バックアップデータの復元が完了するとメッセージが表示されるので、[はい]ボタンをクリックします。
- [導入処理 ‐ 会計期間設定 ‐ 会計期間削除]メニューで、過年度の事業年度を削除します。
削除する事業年度を選択して、[F2:実行]を押します。
事業年度を削除したこのデータ領域を、コンバートします。
参考 |
[データ領域管理 ‐ データ領域選択]メニューでは、事業年度を削除したデータ領域は、バックアップデータを復元した日時が表示されます。 コンバートするデータ領域は、この作成日時で判断します。 |
5. 本番実行前に、製品環境を確認する
5 - 1. コンバートを実行するパソコンの確認
データコンバートは、「コンバート元の製品」がセットアップされているパソコンで実行します。
同じパソコンに『勘定奉行クラウド』をセットアップすると、コンバートができます。
参考 | 「コンバート元の製品」がネットワーク対応製品の場合は、クライアントプログラムと同じパソコンにセットアップします。 |
参考 | 「コンバート元の製品」のパソコンで、『勘定奉行』と『固定資産奉行(償却奉行)』を利用している場合は、1回のコンバートでそれぞれのデータがコンバートされます。 |
5 - 2.「コンバート元の製品」で利用しているパソコンの確認
以下の場合は、「コンバート元の製品」で利用しているパソコンを残しておいてください。
- すべての事業年度をコンバートしない場合(コンバートしない過年度データの参照用)
- 消費税の修正申告が必要な場合(『勘定奉行クラウド』は、2018年より前の修正申告には未対応)
パソコンが残せない場合は、契約前はOBCまたは販売パートナーへ、契約後はサポートセンターまでお問い合わせください。
5 - 3. コンバート中における「コンバート元の製品」の使用
コンバート中は「コンバート元の製品」を使用しないでください。
使用すると、コンバート後のデータに不整合がおきる可能性があります。
他製品についての「データコンバートのための準備・確認」
『勘定奉行』と同じパソコンで、同じカテゴリの製品をあわせて利用している場合は、同じタイミングでデータがコンバートされます。
「コンバート先の製品」の画像をクリックして、引き続きデータコンバートのための準備や確認をしてください。
『勘定奉行[個別原価管理編]』 | 『勘定奉行[建設業編]』 | 『固定資産奉行』/『償却奉行』 | ||
『入金管理オプション』 『債権管理オプション』 『電債・受取手形管理オプション』 |
『支払管理オプション』 『債務管理オプション』 『電債・支払手形管理オプション』 |